FXが対象とする取引の市場

株式に投資をする人なら、その取引の対象となる市場が証券取引所であることはすぐに分かるはずです。では、FXの取引の場合には、どこに市場があるのでしょうか。実は、為替市場というものがどこかに設置されているわけではなくて、世界中で取引されているすべてを総称して為替市場と呼ばれています。金融機関が二者間で取引を行うのが基本で、これらが多く行われることによって為替市場が作られていると言えるでしょう。

ですから為替市場は世界中だと言うこともできます。ただ、実際に取引が行われている地域はいくつかに限定されています。例えば田舎の町で国際的な銀行が為替市場で取引することは考えにくいでしょう。時間で追っていくと、1日の最初の方に開くのがシドニーです。

日付変更線に最も近い市場です。そして、それに次いで東京市場が開きます。東京が開くと順次アジア市場が開いていき、次にロンドン市場が開きます。そしてその次に開くのがニューヨークです。

ニューヨークが閉じる前にはシドニーが開くというようになっていますから、FXは24時間取引ができるのです。この市場という概念もだいたいのもので、取引所があるわけではないという点に注意が必要です。例えば東京市場が開くといった場合には、日本の銀行や証券会社などの金融機関が取引に参加するという意味であって、東京のどこかに取引所があるわけではありません。取引所があるわけではないのですが、FXで取引できる為替レートは市場に連動しています。

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