FXの取引の安全性を外貨預金と比較

FXも外貨預金も外貨を扱う取引ですが、安全性の面で大きな違いがあると言えるでしょう。日本円で預金をしていた場合、預金保護の制度によって1,000万円とその利息については守られます。一般消費者ならこれくらいまで守られれば十分でしょう。しかし、外貨預金はその対象外になっています。

ですから、銀行に外貨預金をしていた場合、もしもその銀行が破綻したときには預金が守られなくなる可能性があります。日本円での預金と外貨預金との違いはこのように非常に大きいですから注意しなければなりません。つまり、外貨預金はリスクが大きいと考えられるのです。FXの場合には、取引会社に対して証拠金を預けることになりますが、この証拠金は信託保全されています。

信託保全とは、取引会社が自社の資産とは別に管理することを指します。例えば信託銀行などに預けるのが一般的です。現在のところは100%の信託保全が求められていますから、取引会社に預けた資金は、取引会社の経営とは無関係に守られていると言えるでしょう。ですから安全性は非常に高いのです。

もしも取引会社が破綻した場合でも、FXの証拠金は信託会社にありますから守られています。では、信託会社も破綻するような状態になるとどうなるのかというと、この場合には信託会社の整理が行われて、信託されている財産は優先的に配分されることになります。実際にこのような状態になれば、日本の経済はずたずたになっているでしょうから、そこまで考える必要はないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です